嵐がグループとしての新会社立ち上げ発表 5人連名「これまで以上に主体的に判断」「行動したい」

 嵐がグループとしての新会社を立ち上げたことが10日、明らかになった。SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)に所属していたタレントたちが移籍し、今月本格始動する新会社STARTO ENTERTAINMENTの公式サイトなどで発表された。

 「嵐 相葉雅紀 松本潤 二宮和也 大野智 櫻井翔」の連名で、「この度、我々嵐は5人で会社の設立を致しましたこと、ご報告申し上げます」と伝え、「1999年にデビューし、この2024年は25周年の年にあたります。メンバーも全員40代を迎えました」と説明。

 理由について「これまで以上に主体性をもち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい。そして何よりも、日々応援して下さるファンの皆さまに、より近くに感じてもらいたい。より積極的でありたい。そんな想いから5人で何度も何度も話し合い、会社を設立致しました」とした。

 また、「一方で、我々5人だけで出来ることには限界もあります。これまで共に歩んできたスタッフの力も時に借りながら、未来を描くための準備を進めていけたらと思います。今後とも、嵐をどうぞ宜しくお願い致します」とし、締めた。

 ジャニーズ事務所は昨年10月、創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題を受けてSMILE-UP.に社名変更。同11月から被害者補償をスタートし、補償が終わり次第廃業する。同社に所属していたタレントや社員は希望者全員がSTARTO ENTERTAINMENTに移籍し、エージェント契約かマネジメント契約かを選択すると発表されていた。

 今月から本格始動するSTARTO ENTERTAINMENTは、10日に東京ドーム、5月29、30日に京セラドーム大阪で、14組75人のタレントが出演する初イベント「WE ARE! Let’s get the party STARTO!!」を開催する。

 公式サイトには、同イベントに出演が発表されていた14組75人に加えて、堂本剛(44)が独立したKinKi Kidsや、二宮和也(40)が独立した嵐の名前も掲載された。嵐は以前と変わらず5人の宣材写真が使用されている。掲載されたタレントやグループは、同社への移籍が完了したとみられる。

 同社は今月3日、初イベントに出演する14組75人のアーティストが集結したプロジェクト「STARTO for you」を立ち上げたと発表。チャリティーシングル「WE ARE」を10日からデジタル配信し、6月12日にCDもリリースする。収益は1月の能登半島地震の被災者に全額寄付される。