重永亜斗夢が前半9ホールでツアー最少28マーク 荒天で6時間遅れのスタートも何の/国内男子ゴルフ

東建ホームメイトカップ第2日(29日、三重・東建多度CC名古屋=7069ヤード、パー71)今季国内ツアー開幕戦。降雨によるコースコンディション不良で第1組のスタートが約6時間遅れ、日没で91人が競技を終えられなかった。イーブンパーで首位と10打差の77位から出た重永亜斗夢(35)=ホームテック=が62で回り、通算9アンダーに。前半で大会記録、ツアータイ記録となる「28」をマークした。暫定首位は通算11アンダーのブレンダン・ジョーンズ(49)=オーストラリア。30日に第2ラウンド(R)の残りと第3Rを行う。

ドタバタの1日に振り回された。スタート時間が次々と遅延となり、約6時間遅れで幕を開けた第2日。それでも重永は前半9ホールをツアー最少記録に並ぶ「28」で回り、大きく息をついた。

「長かったですね。最後の方は、もうへばっていました」

前日から降り続いた雨の影響で、フェアウエーに水たまりができるほどコースコンディションが悪化。第1組は午前7時10分にティーオフする予定だったが、同5時45分にスタート時間が50分遅れることが決定。計10回の時間変更をへて、最終的に競技が始まったのは午後1時15分だった。最終組は午後7時10分に設定されたが、日没サスペンデッドでスタートすらできない組も多かった。

スタッフがバンカーにたまった水を取り除くなど必死の努力が行われる中、選手はクラブを握ったり、カードゲームにいそしんだりと思い思いの時間を過ごした。

そんな中、午前7時40分スタート予定だった重永は1時間ごとにアラームをセットし、9時過ぎまで小刻みにホテルで睡眠。焦らずに体を休める作戦が奏功した。パットが絶好調。前半に7バーディーして記録に並び、「試合開始が伸びる方にかけた。体力がないので、朝からスタートすると思って来ていたら絶対にこんなスコア出ていないです」と笑った。

引用元:サンスポ