再生可能エネルギーに関する規制見直しを目指す内閣府のタスクフォースに中国の国営電力会社「国家電網公司」のロゴマークが入った資料が提出された問題で、資料を提出した公益財団法人「自然エネルギー財団」の大林ミカ事業局長が27日、タスクフォースの民間構成員を辞任したと発表した。都内で記者団に明らかにした。
大林氏らによると、タスクフォースを所管する河野太郎規制改革担当相に辞任届を提出。受理されたという。
同財団は、資料の内容は国家電網公司と「まったく関係がない」と釈明。資料は財団の大林氏が作成したもので、平成28年12月に資料を作成した際、同財団のワークショップに国家電網公司が提出した資料を改編して使用。その過程で国家電網公司のロゴが残り、資料をひな型として作成したタスクフォース向けの資料にもロゴが残ったという。
ただ、財団は、国家電網公司が主導して設立された国際送電網の構築を目指す非営利団体「グローバル・エネルギー・インターコネクション発展協力機構(GEIDCO)」の理事会メンバーを務めていた。財団は26日、ホームページ上で「無用な誤解を避けるために脱退する」と説明していた。
写真:記者会見する自然エネルギー財団の大林ミカ事業局長=27日午後、東京都内
Xの声
- 自然エネルギー財団の関与を無くすか、再生エネルギータスクフォースの解体したほうが良いのでは? エネルギー問題に他国政府から干渉されてるって話はまずいだろうし
- 再エネ賦課金値上げも凍結し、根本から見直さなければ意味が無い。 そもそも雨雪台風が多く、土砂崩れの危険が多い日本には、今の再エネ技術は向いていない。
- それだけで済む問題では無いな
- 公安さん、くれぐれも逃すことのないようお願いします