円安進行受け3者会合「あらゆる手段排除しない」

財務省と金融庁、日銀の3者は午後6時20分から国威金融資本市場に関する情報交換会合(3者会合)を開き、為替市場で円安が進んでいる点について、過度な変動は望ましくないとの認識を共有しました。3者会合を開くのは2023年5月以来となります。会合終了後、財務省の神田財務官が記者団の取材に応じ、「現在の為替相場の動きはファンダメンタルズに沿っているとは到底言えず、投機的な動きであることは明らかだ。2週間で4%とほど円安が進んだ。なだらかな動きとは言えない」と指摘しました。為替介入については「あらゆる手段を排除しない」と市場を強くけん制しました。

為替介入の実施に向けた準備状況については「常日頃から、異変に対応する準備はしている」と話しました。

為替相場では円安が進んでいます。きょうは一時1ドル=151円97銭をつけ、33年8か月ぶりの円安ドル高水準となりました。3者会合の開催を受けて、一時151円10銭前後まで円高が進みました。