海自の護衛艦が近距離から中国艦隊を撮影
防衛省・統合幕僚監部は2024年8月12日、宮古島(沖縄県)の南約420kmの海域で、中国海軍の空母やミサイル駆逐艦、フリゲート艦を確認したと発表。自衛隊が撮影した画像も公開しました。
確認されたのは、クズネツォフ級空母「山東」1隻、レンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦、ジャンカイII級フリゲート1隻で構成される機動部隊。「山東」は、艦載戦闘機・艦載ヘリを発着させていたそうです。
「山東」は、2019年12月に就役した中国初の国産空母です。随伴していたレンハイ級ミサイル駆逐艦は、基準排水量が1万1000トンにおよび、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦や海上自衛隊のまや型護衛艦を上回る、中国海軍で最大規模の駆逐艦です。
これに対し、海上自衛隊は、第5護衛隊所属の「あきづき」が警戒監視・情報収集にあたったとしています。