原油先物上昇、予想以上の米在庫減やOPEC月報受け

 7月11日、アジア時間の原油先物は上昇。米国の原油・ガソリン在庫が予想以上に減少し、堅調な需要を示したことが支援材料。写真は2022年3月、米カリフォルニア州カーソンで撮影(2024年 ロイター/Bing Guan)
[11日 ロイター] – アジア時間の原油先物は上昇。米国の原油・ガソリン在庫が予想以上に減少し、堅調な需要を示したことが支援材料。
北海ブレント先物LCOc1>は0.35ドル(0.4%)高の1バレル=85.43ドル、米WTI先物は0.36ドル(0.5%)高の82.47ドル。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した在庫統計によると、5日までの1週間の米原油在庫は340万バレル減少し、減少幅はアナリスト予想の130万バレルを大きく上回った。ガソリン在庫も200万バレル減少。アナリスト予想は60万バレル減だった。
また、石油輸出国機構(OPEC)は10日発表した月報で、2024年の世界石油需要が前年比で日量225万バレル、25年は日量185万バレル、それぞれ増えるとする従来見通しを据え置いた。底堅い経済成長と好調な旅行需要に伴う航空用途が夏場の燃料消費を支えるとの認識を示した。

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