札幌市で乗用車に追突し3人がケガをしたひき逃げ事件で、逮捕されていた大型RVの運転手の男が覚醒剤を使用していた疑いで再逮捕されました。3度目の逮捕となります。
札幌市中央区の会社役員、工藤達人容疑者(53)は5月14日午前9時40分ごろ、札幌市中央区南10条西10丁目の国道230号線を運転中、信号待ちをしていた乗用車に追突。
3人にケガをさせたまま車を放置して逃走した「ひき逃げ」などの疑いで6月3日に逮捕されました。
ひき逃げ容疑について工藤容疑者は調べに「白色のハマーに乗って前の車にぶつかり怖くなって逃げた」などと話し、容疑を認めています。
工藤容疑者は逮捕される直前、札幌市中央区内のホテルにいて、駐車場で警察官に声をかけられた際、一緒にいた19歳の女性にカッターナイフを突きつけ約20分拘束。
「近寄るな」などと警察官に声を上げる姿も確認されていて、その後「銃刀法違反」などの疑いで6月22日に再逮捕されました。
工藤容疑者は約3週間の逃走期間中、ホテルなど複数箇所を転々としながら生活していたということです。
再逮捕後、警察は工藤容疑者に”不審な点”があるとして尿検査を実施したところ、覚醒剤使用の陽性反応を確認。
工藤容疑者を確保した6月3日までの約10日間に覚醒剤を使用していたとして「覚せい剤取締法違反」の疑いで7月3日、再度逮捕されました。
一連の事件で3度目の逮捕となった工藤容疑者は調べに「覚醒剤を使いました」と容疑を認めています。
覚醒剤の使用方法や量、ひき逃げ事件を起こした際に使用していたかは分かっていません。
警察が各事件の動機などを調べています。