敵地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で出場…2試合ぶり26号
【MLB】ジャイアンツ ー ドジャース(日本時間30日・サンフランシスコ)
ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地でのジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、3回1死で迎えた第2打席で2試合ぶりの26号ソロを放った。直近12試合で9本目となり、リーグ本塁打2位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に5本差をつけた。本塁打は自己最多50発ペースとなった。通算打点は499。日本選手3人目の500打点へあと「1」とした。
【実際の動画】バックスクリーン高々「摩天楼のような打球」 大谷翔平の衝撃26号
大谷のバットが止まらない。右腕ハワードがカウント1-2から投じたスライダーを捉えた。サンフランシスコの空に描いた鮮やかな放物線。高々と舞い上がった打球はセンター奥に消えた。今月12本目のアーチに、敵地はどよめきに包まれた。打球速度109.7マイル(約176.5キロ)、飛距離412フィート(約125.6メートル)、角度35度の一撃だった。
28日(同29日)の同カードは3打数1安打。第1、第2打席では、チャート上ではボール球がストライク判定されるなど、不運な側面があった。球団記録の連続打点は10試合でストップしたが、次の日の試合でしっかり結果を残した。
得意とする6月。試合前時点で成績は打率.310、11本塁打、23打点、OPS1.150をマークしていた。シーズン成績では打率.322、25本塁打、65得点、長打率.640、OPS1.043、201塁打、48長打、ISO.318で“リーグ8冠”に立っている。
打点は62となり、オズナに5差の3位。3冠王を視界にとらえる。本塁打の自己最多は2021年の46本。年間50発ペースとした大谷は、どこまで数字を伸ばすだろうか。