EURO2024・グループF第3節が現地時間26日に行われ、ポルトガル代表はジョージア代表に0-2で敗れた。
2連勝で既に決勝トーナメント進出を決めていたポルトガルは、ブルーノ・フェルナンデスやベルナルド・シルヴァをベンチに置くなど、前の試合からスタメンを大幅に入れ替えグループ最終戦に臨んだ。しかし、開始早々の2分に先制ゴールを奪われると、57分にはPKで追加点を献上。7割超えのボール保持率や20本以上のシュート数を記録するも、最後まで得点を奪えず、完封負けを喫した。
センターフォワード(CF)として先発出場した主将のクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル/サウジアラビア)は、強烈なFKなどで見せ場を作るも、ゴールネットを揺らせぬまま66分に途中交代。ピッチを後にする際にはペットボトルを蹴り上げ苛立った様子を見せていた。
グループステージ3試合を終えて未だ無得点のC・ロナウドだが、データサイト『Opta』によると、同選手がナショナルチームの国際大会(EURO、FIFAワールドカップ)のグループステージを無得点で終えたのは、今回のEURO2024が初めてだという。ポルトガル代表の一員として初めて臨んだ国際大会であるEURO2004から約20年、10大会に渡って続いていた記録に終止符が打たれることとなった。
ジョージアに歴史的なEURO初白星を献上したポルトガルのロベルト・マルティネス監督は、試合後に欧州サッカー連盟(UEFA)を通じて「我々は低い強度で試合に臨んでしまい、早々に失点してしまった。ラストパスの精度やゴール前での冷静さが足りず、相手のGKも素晴らしいパフォーマンスを見せた。得点できなかったことで、ジョージアはますます自信を深めただろう。彼らは勝利に値したと思うよ」とコメント。その上で、スロベニアとのラウンド16に向けた意気込みを次のように示した。
「簡単な試合などないし、今日の試合がその完璧な例だった。仮に我々が勝利したとしても、それは試合が簡単だったからではない。我々は以前スロベニアと親善試合(0-2●)をしたが、今度は同じようにはいかないだろう。彼らはまるでクラブチームのようにプレーするし、守備は堅く、非常に影響力のあるストライカーが2人いる。我々はしっかりと準備する必要があるだろう。しかし、今日負けたことで、精神面でより良い準備ができると思っているよ」
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