ロバーツ監督、大谷翔平22号2ラン「別次元に入った」…失投絶対に逃さないバッティングに、エンゼルス時代より進化していると確信

22号本塁打を放った大谷翔平(AP)
22号本塁打を放った大谷翔平(AP)(中日スポーツ)
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◇21日(日本時間22日) ドジャース2―3エンゼルス(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は「1番・指名打者」で先発し、2打数2安打1本塁打2打点、2四球。0―0の5回には古巣エンゼルスとの初対戦で2試合連続となる22号先制2ランを放った。

 ドジャースのロバーツ監督は、昨年まで赤いユニホームの大谷翔平をベンチで見ていた。相手側の敵将として第1打席に大谷からあいさつされ、あいさつを返す。「監督なら誰でも翔平をマネジメントしたいと思う」。昨年、そう語っていた監督は今年の「フリーウエー・シリーズ」で念願かない、同じ青と白のユニホームを着た「背番号17」を見つめた。

 5回。大谷は1ボール1ストライクからの3球目、元同僚の左腕ムーアの真ん中に入った速球を力強くはね返した。今の大谷は失投は絶対に見逃さない。中堅フェンスを楽に超えた一撃に、大谷も確信歩き。「打つべくして打っている。打った瞬間に入ると思った」。リーグの本塁打争いを独走する約139メートルの特大の22号先制2ランに、5万人を超えたドジャースファンが酔いしれた。

 8回の内野安打で打率は3割2分2厘に上昇し、打率もリーグトップに浮上。打点55はトップと8打点差のリーグ3位で、「3冠」も射程圏だ。ロバーツ監督は「自分たちが見てきた中でも一番絶好調だ。本当にいい野球をしている」と賛辞を惜しまなかった。

 そして続けた。「彼が別次元に入ったのを、見るのは本当に楽しい」。指揮官は赤のユニホームの大谷より、さらに進化していると感じている。昨年まで敵チームにいた大谷の存在に、指揮官の胸は高鳴り続けている。(写真はAP)

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