【ミナ(サウジアラビア)AFP時事】サウジアラビア当局は17日、世界中のイスラム教徒が同国西部の聖地メッカを訪れる大巡礼(ハッジ)中に暑さの影響による十数人以上の死亡を確認したと明らかにした。気象当局によると、メッカの聖モスクでは17日の気温が51.8度に達した。保健省によれば16日だけで2700件以上の熱中症事例が報告された。
インドネシア保健省当局者は17日、ハッジ期間中に少なくとも3人の熱中症患者を含む136人のインドネシア人巡礼者が死亡したことを明らかにした。ヨルダン外務省も16日、「猛烈な熱波による日射病」でヨルダン人巡礼者14人が死亡したと発表した。