焦点:米経済「微妙」、FRB金利・経済見通し明確な方向示さない公算

焦点:米経済「微妙」、FRB金利・経済見通し明確な方向示さない公算
米連邦準備理事会(FRB)が11─12日の連邦公開市場委員会(FOMC)で発表する最新の金利・経済見通しで、年内に想定される利下げの回数は3カ月前の見通しよりも少なくなると予想されている。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)
[ワシントン 10日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)が11─12日の連邦公開市場委員会(FOMC)で発表する最新の金利・経済見通しで、年内に想定される利下げの回数は3カ月前の見通しよりも少なくなると予想されている。

金利・経済見通しでは、インフレ率の上昇と成長率の鈍化が示される見通し。同時に、パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で「実際の結果は異なる可能性がある」という警告を発する可能性がある。

昨年は経済成長の加速とインフレ鈍化を受け予想通りにはならなかったが、現在はインフレ上昇と成長鈍化で予想通りの展開になるかは不透明。こうした中、FRB当局者はこのところ、想定される経済の今後の道筋の「代替経路」にも言及。不確実性を認識すると同時に、見通しを流動的に保つための手段でもあり、パウエル議長もFOMC後の記者会見でこうした戦略を採用する可能性がある。

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