ダウンタウンの松本人志(60)の「対文春」裁判が粛々と進行している――。
女性に男女の関係を強要したなどと『週刊文春』に報じられた松本が、発行元の文藝春秋などを相手取り、5憶5000万円の損害賠償や訂正記事の掲載などを求めた裁判の第1回口頭弁論が3月28日に、6月5日には弁論準備手続きがオンラインで行なわれた。
松本側の代理人は損害賠償額の上乗せの可能性を示唆。現在の請求額は慰謝料5億円に弁護士費用5000万円というのが内訳だが、休業している期間の損害を上乗せする可能性があるという。松本は文春との裁判に注力するため1月8日に芸能活動を休止している。
一方、文春側の喜田村洋一弁護士は「次回(8月14日)までに、被告(文春側)が『週刊文春』の記事で真実であること、あるいはその内容が真実と信じる相当の理由を有していたことを主張立証することになりました」と明かした。
松本がテレビから姿を消してから5か月。X(旧ツイッター)には、
《松本人志氏をテレビ復活してほしいって思ってるの国民の1割くらいだと思う。残りの9割はテレビで見たくない、またはテレビに出てなくても何とも思わないだと思う》
《松本人志 勝手に休業してるくせに何故要求するのか?》
といった厳しい声もあるが、
《まっちゃん早く戻って欲しいです》
《そういえばまっちゃんっていつ戻ってくんの? ダウンタウンいい加減揃ってほしい。なんでもいいからはよ戻ってきてほしい》
《松本人志がテレビで見れんのマジで悲しいな。笑いって人生に必要だなってわかったわ》
と擁護する声が多数寄せられている。
「識者からも指摘がありましたが、休業分の損害を上乗せをするということからもうかがえるように、松本さん側は相当強気の姿勢ですよね。
そんな松本さんですが、以前から自宅に仲の良い後輩芸人を招いて食事会をすることがあったんです。そして、文春との裁判が始まった以降のタイミングでも食事会が行なわれ、後輩芸人らが参加したといいますね」(民放キー関係者)
■松本サイドが目指すのは「完全勝利」
お笑い界のトップに君臨する松本の自宅――紀行バラエティ番組『クレイジージャーニー』(TBS系)で松本と共演しているバナナマン・設楽統(51)と小池栄子(43)も、松本の自宅マンションを訪れたことがあると明かしている。
2023年12月の番組で小池は大きく両手を広げながら、「こんなに広い玄関! 30人くらい寝られますよね」と、設楽も「寝ましたもんね。ピカピカの大理石で」と、松本宅の玄関の広さを説明。セキュリティ面も万全のようで、設楽は「(目的の部屋に)入るまでに“2度と行けないな”っていうルートを通っていく」とも明かしていた。
小池は2020年1月放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)でも松本宅について「天空の城のラピュタみたいだった」「日本でこんな家が存在するんだ」とその印象を語っていた。
「松本さんの自宅は都内の一等地に建つ超高級マンションの一室だといいますね。そのとんでもない豪華な自宅で、たびたび後輩芸人や小池さん、設楽さんなどの仕事仲間が集結する食事会が開かれるということなんでしょう。それで、文春との裁判が始まった以降のところでもそれがあったと。
そこでは、基本的には近況を報告し合ったり、何気ない会話が繰り広げられたのではないでしょうか。活動休止後も松本さんは変わらず元気なようで、そして裁判については、しっかりと最後まで戦うという強い意志があったといいますね」(前出の民放キー関係者)
松本側の代理人も6月5日の弁論準備手続き後の取材に「(松本は)髪形は金髪で、これまでと変わらず元気です」と明かしていた。
「休業分の損害を上乗せをするというのも、松本さんの“徹底的に戦う”という意志を込めた戦略なのではないでしょうか。仕事の関係者でも、この方針を受けて“松本さんは完全勝利を目指している”と感じた人が多くいますね。
一方で当然、文春側も引くつもりはいっさいないでしょう。5億5000万円の請求に加え、さらに休業分もプラスして払うなんてことは文春側としたら絶対にあり得ないことでしょうからね。当然ながら徹底抗戦の構えでしょうし、そもそも自信があるからこそ大々的に記事を出したわけですからね。次回の8月14日には、記事の真実性を立証する明確なものが出てくるのかもしれませんね。
双方が和解するというのは現状としては考えられないと見られています。裁判の開始前から言われていましたが、やはり長期化は必至なのではないかと。当初、識者が指摘していたようにまだ数年かかる展開もありそうですね」(前同)
となると、どうやらまだまだ先になりそうな松本のテレビへの復帰。復活期待の声がSNSでは多数上がっているが、果たして今後の展開は――。
ピンズバNEWS編集部