星野陸也 パリ五輪争い「まだ諦めていない」気胸で休養も次週全米OPで復帰へ

取材に応じた星野陸也
取材に応じた星野陸也 Photo by スポニチ

 4月中旬から気胸のため休養していた欧州ツアー1勝を含む通算7勝の星野陸也(28=興和)が7日、茨城県の国内男子ツアー会場で取材に応じた。「今は完全に治りました。治りも最短に近いくらいみたいで、本当に良かったなと思っていて。先月25日くらいから急ピッチで練習とトレーニングを再開した感じです」と明るい表情で語った。

 4月日本開催の欧州ツアー、ISPSハンダ欧州・日本トーナメントの前週に呼吸の苦しさで病院を受診。そこで気胸と診断されてそのまま手術、入院となり、退院後も先月末まで安静を余儀なくされた。「試合も休まなきゃいけなくて、オリンピックも厳しい状況になってしまって結構落ち込んではいたけど、早く回復できたし逆に良い意味で捉えて。早く練習再開できないかな、早く治らないかなって思っていた」と明かす。

 次週のメジャー、全米オープン(13日開幕、ノースカロライナ州)が復帰戦で、同大会後に今夏のパリ五輪代表が決定する。各国原則2枠に対し、現在星野は日本勢4番手。

 「厳しい状況ではある。いきなりのメジャーで、ショット精度も相当良くないと成績は出せない。でも、まだラストチャンスはある。試合までに上手く調整して、一発逆転もできたらいいなと諦めてはいない。良い成績を出して選ばれるように頑張っていきたい」と力を込めた。

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