ほぼ全員が男性で構成される総合職のみに家賃を補助するのは男女差別だとして、ガラス最大手AGCの子会社に勤務する一般職の女性(44)が損害賠償などを求めた訴訟で、男女雇用機会均等法が禁じる「間接差別」と認めた東京地裁判決が29日までに確定した。28日付。
女性の代理人弁護士は、2007年施行の改正男女雇用機会均等法で導入された「間接差別」が裁判で認定されるのは初めてとしていた。
総合職と一般職の違い
総合職とは、将来の管理職・幹部候補として期待されるポジションです。複数の部署を経験するなど、幅広い業務を通じてキャリアを積んでいきます。
一方、一般職とは総合職や組織のサポート業務を担い、決められた職務をこなしていくポジションと言えます。
総合職と一般職の違いについて具体的に見ていきましょう。
仕事内容の違い
総合職は、一般職と比べると
- 幅広い業務経験を積む(異動・転勤を含む)
- 仕事に対する裁量や責任が大きい
という特徴があります。
総合職は、将来の幹部候補として営業、企画開発、マーケティングなど企業活動の軸となる業務を担い、場合によってはジョブローテーションによる異動や転勤もあります。
また、管理業務(マネジメントなど)を担うため、裁量や責任も大きくなります。
一方、一般職は総合職の人が業務をスムーズに行うためのサポート業務やマニュアルに沿って行う定型業務が中心となっています。
基本的に異動や転勤はなく、同じ場所で同じ仕事を長く担当する場合が多いです。残業や休日出勤も総合職に比べると少ないといわれています。