中国業界、EU産輸入豚肉の反ダンピング調査要請へ=現地紙

5月27日、中国企業が欧州連合(EU)からの輸入豚肉製品を対象に、反ダンピング(不当廉売)調査を当局に要請する計画だ。北京で2012年撮影(2024年 ロイター/David Gray)
[北京 27日 ロイター] – 中国企業が欧州連合(EU)からの輸入豚肉製品を対象に、反ダンピング(不当廉売)調査を当局に要請する計画だ。中国共産党系紙「環球時報」が25日、匿名の「内部関係者」の話として報じた。

報道はX(旧ツイッター)とグローバル・タイムズのオンライン版に掲載された。

税関のデータによると、中国は2023年に合計155万トンの豚肉を輸入し、この半分以上をEUからの輸入が占めた。

EUと中国の貿易摩擦が激しくなる中、EUは域内のメーカーを保護するために中国からのさまざまな輸入品について調査を行っている。

中国は1月、EUからの輸入ブランデーについて調査を開始した。

一方、EUは今月、中国産スズでメッキまたはコーティングされた鉄鋼の圧延製品に対して調査を開始。欧州委員会は中国製電気自動車(EV)にも調査を進めており、追加関税につながるとみられている。

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