パーティー禁止法案提出も開催予定の立民・大串博志氏「法律が通ればやらない」 一問一答

立憲民主党の大串博志選対委員長
立憲民主党の大串博志選対委員長

立憲民主党の大串博志選対委員長は自身の政治資金パーティーの開催を6月に東京都内で予定していることを巡り、産経新聞の取材に「法律が通ったらやらない」と述べ、立民が衆院に提出した政治資金パーティー開催禁止法案が成立するまではパーティーの開催を継続する考えを示した。主なやり取りは以下の通り。

──20日に立憲民主党は政治資金パーティー開催禁止法案を衆院に提出したが、大串氏は6月に政治資金パーティーを予定している

「定期勉強会として計画している。今のところ、やる計画をしている。その上で、われわれは企業・団体献金、それから政治資金パーティーを禁止する法案を出している。これがきちんと法律になった場合には、やらない」

──党として政治資金パーティーの開催に反対しているにも関わらず、党幹部として率先垂範していないのでは

「われわれは法律を出して、法律が通れば(政治資金パーティーを)やらないというスタンスを明確にしている。そのことは率先垂範してやっていくつもりだ。法律が通れば、やらない」

──政治資金パーティーを無くそうと旗振る立民の幹部がパーティーを開くことに疑問が生じる

「企業・団体献金の禁止、政治資金パーティーを禁止する考え方を発表したときに『法律が通る前に(パーティーを)やらないという考え方はあるのか』と私以外の党幹部も尋ねられたことがある。それに対してわれわれは『法律が通ったらやらない』という考え方を示している」

──法律が通る前はパーティーを続けるということか

「みんなで制度として金のかからない政治を作っていこうというのがわれわれの提案だ。これが制度として法律が通った場合にはやらない」(聞き手 奥原慎平)