「男子ゴルフ・ミズノ・オープン」(23日開幕、JFE瀬戸内海GC)
20日の全米オープン予選会で本戦出場権を獲得した石川遼(32)=CASIO=が、有資格者を除く今大会の上位3人に与えられる全英オープン(英国北西部・ロイヤルトルーンGC)出場権の獲得も目指す。大会前日の22日はプロアマ戦に出場し、コースを最終確認。二つ目の海外メジャー切符ゲットに向けて意気込みを語った。
前週の関西オープンを4日間完走後、翌日の月曜日は全米オープン日本地区予選会で1日36ホールを回った。5日間で計108ホールのラウンドをこなし、今大会の指定練習日だった21日は練習ラウンドを行わずに調整。ただ、体の状態は「大丈夫だと思う。休めてますし。気を付けながらになると思うが、今は全然大丈夫」と問題ないことを強調し、気合をみなぎらせた。
関西オープンでは初日71位と出遅れながらも「ドライバーが難しいホールが多かったけど、予選ラウンドで課題をもらって、改善するのは勇気がいるけど、それを決勝ラウンドで取り組めた」。とりわけドローボールに手応えを感じながら、終わってみれば今季最高の5位と好成績を収め、全米オープン予選会通過にもつなげた。
普段のツアーなら優勝が最大目標になるが、今週は上位3人までの全英切符という目標もある。「優勝だけ(全英に)行けますなら難しいなと思うけど、3位だったら別に本当に実力がある人だったらチャンスはあると思うし、運は左右されないと思う。4日間で確実に3位に入るというのは難しいかもしれないけど、そこに届く可能性を自分自身に感じさせるようなプレーをしたい」と力を込めた。