◇国内男子◇関西オープン 最終日(19日)◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀)◇6869yd(パー70)◇雨時々曇り(観衆2593人)
2位スタートの幡地隆寛が5バーディ、2ボギーの「67」でプレーし、通算14アンダーで1打差を逆転。一時は5人が並んだ大混戦の争いを後半11番(パー5)からの2連続バーディで抜け出し、屈指のパワーヒッターとして鳴らす30歳が国内ツアー初優勝を飾った。
幡地は今年3月のアジアンツアー「ニュージーランドオープン」を制し、海外でプロ初タイトルを手にしてシーズンイン。流れに乗って臨んだ今季、母国で待望の瞬間を迎えた。
優勝インタビューで「リードしているとは分かりつつ、差がないくらい切羽詰まっていた。最後は解放されたような感じで、本当に苦しい一日だった」と最終日を振り返った。「きょうは東京から奥さんが応援に来ていたので、すごく励みになった。(ウオーターシャワーを)かける側からかけられる側になって、本当にうれしかった」と喜び、「ようやく複数年シードを得て、海外に挑戦するに当たっての国内での余裕ができた。海外で通用するようもっと練習して頑張りたい」と締めくくった。
通算11アンダーの2位に杉浦悠太。ツアー史上7人目のアマチュア優勝を遂げた2023年「ダンロップフェニックス」以来となるツアー2勝に迫ったが、プロ初優勝はならなかった。
首位から出た清水大成は「72」とスコアを崩し、通算10アンダーの3位で終えた。
19位から出た石川遼は5バーディ、ノーボギーで連日の「65」とし、今季初のトップ10入りとなる通算8アンダー5位。
前年覇者の蝉川泰果は46位スタートから5バーディ、6ボギーの「71」。通算4オーバーの41位で終えた。