フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(40)が18日、今季最終戦となるホームのライプチヒ戦で現役ラストマッチを迎えた。長谷部はベンチスタートから出場機会を待ち、2―2の後半アディショナルタムに同じく今季限りで引退するMFローデ(33)とともに途中出場。長谷部は慣れ親しんだ中盤でプレーし、そのまま試合は引き分け。チームは6位で欧州リーグ出場圏を獲得した。
フランクフルトは前半42分にPKで失点し、後半1分に2失点目を喫した。その後、ピッチ中央上方につるされた大型のスコアボードが故障し、試合が一時中断する珍事も起こったが、再開した直後の後半13分に1点を返すと、同33分でPKで同点に。その後、長谷部とローデ投入時、スタジアムにこの日一番の歓声が響き、長谷部の背番号20のユニホームも数多く掲げられた。試合後には駆け寄った子供たちと抱き合うシーンも。長谷部は子供たちを抱きしめ、感慨深い表情も見せた。