【男子ゴルフ】白血病を乗り越え復活!ヘンドリー「ゴルフって、楽しい!」ツアー9年ぶり2度目の優勝

白血病を乗り越え、9年ぶりの2勝目を挙げたヘンドリー
白血病を乗り越え、9年ぶりの2勝目を挙げたヘンドリー(中日スポーツ)
中日スポーツ

◇12日 男子ゴルフ バイ・ザ・プレーヤーズ最終日(群馬、ザ・クラブ・ゴルフビレッジ)

 マイケル・ヘンドリー(44)=ニュージーランド=が1イーグル、2バーディー、3ボギーで6ポイントを追加、合計38ポイントでツアー9年ぶり2度目の優勝を飾った。海外勢の優勝は、今季初めて。24歳の平本世中(せじゅん)が、単日としては大会新記録となる16ポイントを挙げ、合計35ポイントで3位に入った。

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 白血病を乗り越え、ヘンドリーが復活した。2番パー5で6メートルに2オンさせて今週4つ目のイーグルを奪い、その後はベテランらしく攻守を使い分けた。「日本の若手たちと闘うのは大変だけど、僕には経験があるし、ジムにも行っている」と、受けて立った。

 健康診断で病魔を知ったのは、昨年の開幕戦直後。3カ月入院し、シーズンの残りを全休した。「とにかく、日本に戻ってプレーすることばかり考えていた」。体調を整え、ちょうど1年後の今季開幕戦で復帰。90位で予選落ちしたが、「ゴルフって、楽しい!」と実感したという。自身2戦目の中日クラウンズのころから実戦勘を取り戻して16位。そして3戦目で優勝した。

 最終日の勝負服はピンク。「本当は赤も好きだけど、タイガー(ウッズ)が着ているからね」と、奥ゆかしく笑った。

 ◆試合方式 アルバトロス8ポイント、イーグル5ポイント、バーディー2ポイント、パー0ポイント、ボギーはマイナス1ポイント、ダブルボギーはマイナス3ポイント。4日間の合計ポイント数で競った。

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