「ドジャース―ブレーブス」(4日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、三回の打席で6戦30打席ぶり8号を放った。この1本で前日まで並んでいた沖縄生まれのデーブ・ロバーツ監督が持つ球団の日本出身最多通算本塁打記録7本を抜いて新記録を達成した。
日本生まれの選手では球団最多となる本塁打。地元ファンの歓声を受けながらダイヤモンドを回った大谷は生還後にベンチ内で待つ指揮官の前で万歳ポーズを見せて喜びを表現した後、両手でハイタッチを交わした。
出場34戦156打席目での8本塁打は、44本塁打を放ちタイトルを獲得した昨季の36戦159打席よりもわずかに早いペース。本塁打部門のリーグトップを走るブレーブスのオズナの9本にあと1本に迫っており、2年連続タイトル獲得に向けて視界は良好だ。
自身の記録を抜かれたロバーツ監督は試合前の囲み取材で大谷とのとっておきのエピソードを披露。「昨日、贈り物をもらったんだよ。もうすぐ私の球団記録を破る日本生まれの選手(大谷)がポルシェをくれたんだ」。報道陣から「ワオ!」と驚きの声が上がると、指揮官はニヤリとしながら「私の部屋に持ってきてくれたんだけど、実際に車を買ったわけではないよ。私も具体的なタイプを言わなかったからだと思うけど、すばらしいポルシェのミニカーを持ってきてくれたよ」とオチをつけて笑いを誘った。
引用元:デイリー