リニア新幹線全線開業「最速令和19年」と骨太の方針に明記へ 政府、目標時期を堅持

政府がリニア中央新幹線の整備計画を巡り、6月に閣議決定する予定の経済財政運営の指針「骨太の方針」に、東京(品川)―大阪間の全線開業時期を「最速令和19(2037)年」と改めて明示する方向で調整に入った。品川―名古屋間の開業延期が決まり、全線開業の遅れが懸念されるが、これまで掲げてきた目標時期の堅持を明確にする。複数の政府関係者が17日、明らかにした。

JR東海はこれまで令和9(2027)年以降に品川―名古屋間を先行開業させるとしてきた。しかし、静岡県の川勝平太知事が環境への影響に懸念を示し、静岡工区の着工が遅れたため、今年3月に令和9年の開通を断念すると発表した。

ただ、川勝氏が職業差別ともとれる発言で5月に辞職するため、工事推進への期待が高まっているが、後れを取り戻すことは容易ではなく、同社幹部は令和19年の全線開業は難しいとの見通しを示す。

政府は平成28年の骨太の方針で、全線開業を当初計画の令和27(2045)年から早めることを念頭に財政投融資の活用検討を明記。昨年の骨太でも「全線開業の前倒しを図るため沿線自治体と連携して、必要な指導・支援を行う」と記載した。建設資金の総額3兆円の貸し出しはすでに完了しており、政府内には「JR東海に安易に開業時期の旗を降ろさせるわけにはいかない」との声がある。

画像引用元:株式会社 産経デジタル

記事引用元:株式会社 産経デジタル

ネットの反応

Aさん
Aさん

リニアに試乗された方によると、走行は安定していて、騒音も思ったよりは少ないが、車内は狭いし、窓の景色は暗闇ばかりで、高速の地下鉄といった感じとの事。新幹線でも、時期により空席がありますが、開業後の採算も心配なところです。川勝さんのおかげで、自分が生きている間に乗る可能性は微妙になりました。一回は乗りたいですが、もし乗れたら、この方のことを思い出すかもしれません。

Bさん
Bさん

そもそも老朽化する新幹線の代替えは必要。
今後メンテナンスや修理のために新幹線を止める場面も出てくるだろうが、そうなると東西の大動脈は支障をきたす。

昨年も台風などの影響で何度か運休し、大きな混乱と経済損失が生じたことは記憶に残るところだが、大部分トンネルを走るリニアは悪天候にも強い。
新幹線の一部が南海トラフ地震の津波被害想定地域を走ることを考えれば、災害対策としても待ったなしだろう。

いずれにしろリニアの必要性や効果は、技術革新、都市機能一体化、バイパス機能など、多岐に渡る。また将来に向けて投資をするJR東海の姿勢は評価できるところ。

川勝知事は「最低10年以上かかることが分かったので、これでめどがついた」と辞職したが、これら国民利益の棄損を成果とする言動には、良識を疑う。

Cさん
Cさん

移動時間が短縮されるって、それは喜ばしいことですね。でも、このコロナ禍のもとでのリモート体制って、やはり定着しましたので、これはJRにとって誤算だったでしょう。観光客だって一回乗ったらあとはリピートなし、だって熱海の良い景色も富士山も浜名湖も見えないんですから。

出張が楽になるというビジネスマンもおられるでしょうが、本当に物理的にあちこちにいなければならない超貴重技術者さんでもなければ、地上新幹線でお弁当食べながら書類見たりして、なんら不便はないのでは。さて、それでもあと10年以上先の話ですね。できたものが有効な国富への貢献になることを願います。

Dさん
Dさん

1周り以上の13年後ですか〜
その間に南海、東南海地震の可能性もあるから、もっと伸びる可能性もあるのでしょう。
日本の人口も1億人を割っている可能性もありますし、インバウンド向けのインフラになり代わっている可能性もあるでしょう。
当方が生きている間にリニアの全線開通をみたい、乗ってみたい気もありますが、日本の凋落をみたくない気もして複雑な気持ちにもなります。

コメント引用元:yahooニュース

リニアモーターカー

リニアモーターカー(和製英語: linear motor(motour) car、略語:リニア)とは、リニアモーターにより駆動される乗り物。超電導リニアの最初の開発者であった京谷好泰が名付けた和製英語である。日本では主に超電導磁気浮上式鉄道(英:Maglev、マグレブ)を指す。

リニアモーターは、一般に円筒状と円柱状の固定子と回転子から成るモーターを、帯状に展開し、回転運動の代わりに直線運動をするようにしたような形態のモーターである。リニアモーターカーは、リニアモーターにより直接進行方向に加速及び減速する(鉄道)車輛である。

主な種別として、磁気で車体を浮上させて推進する磁気浮上式と、浮上させず車輪によって車体を支持し、推進及び電磁ブレーキにリニアモーターを利用する鉄輪式が、現在実用化されている。

また、その他の分類としては、「軌道一次式」と「車上一次式」がある。これは要するに回転式モータの場合の、「固定子一次式」と「回転子一次式」のようなもので、(常伝導の)電磁石により極性を変化させて駆動力を発生させる側がどちらか、ということである。電磁石で可変の側が一次側であり、永久磁石や超伝導磁石による固定極あるいは誘導電流を受動的に発生するためのコイルや導体のみの側が二次側である。

旧国鉄・JRの超電導リニアの場合、超伝導磁石は磁極固定式でありまた軌道側に敷設するのは非現実的なので、必然的に軌道一次式となる。多くの鉄輪式リニアは逆に、軌道側に制御系を持たせるよりも車両側に持たせるのが現実的なので、車上一次式である。

なお、二次側の構造が「推進用コイル」と称されるものであるか、「リアクションプレート」と称されるものであるか、という違いには基本的には意味は無く、軌道一次式と車上一次式という語の説明に持ち出す必要は無い。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

こんな記事も読まれてます


あわせて読みたい記事