ロシアのプーチン大統領は、新たに15万人を徴兵する大統領令に署名した。
ロシア大統領府は31日、プーチン大統領が、春の徴兵に関する大統領令に署名したと発表した。
定期的な徴兵は春と秋の2回行われていて、今回は4月1日~7月15日までに、15万人を徴兵するという。
対象は18歳~30歳までのロシア国民で、28歳以上が対象となるのは、2024年1月に年齢の上限が27歳から30歳に引き上げられてから初めて。
ロシア国防省は31日、ウクライナのエネルギー施設や軍事施設に、大規模な攻撃を行ったと発表。
西部リビウがミサイルとドローンあわせて27機の攻撃を受け、ウクライナメディアによると、1人が死亡した。
画像:FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
プーチン大統領は2023年12月、ロシア軍の兵力を17万人増員して130万人とするよう命じた。そこからさらに徴兵に動く。150万人規模になる予定か。
兵力の増強を狙う一方、ウクライナ侵攻の長期化で軍の損耗は進んでいるようだ。英国防省は、ロシア側の死傷者について、死者は民間軍事会社の兵士を含めて7万人、負傷者は22万〜28万人との推計を公表した。