ロボットや自動運転車の訓練向けに開発されたのは「Cosmos(コスモス)」と呼ばれる基盤モデルで、リアルな動画データを生成して従来のデータを使用するよりはるかに低コストで訓練できるという。
例えば、自動運転車の訓練は実際に街中を走行することが多いが、このモデルでは物理法則に基づく動画データ生成のためにテキストなどで説明を与えることもできる。
ただフアン氏は、コスモスがさらなるブレークスルーを迎えるまでには、より多くのデータが必要だとも述べた。
また、最新のAI半導体「ブラックウェル」を採用した次世代チップ「RTX50」シリーズも発表した。同チップはビデオゲーム上で映画のようなリアルなグラフィックを実現することなどが可能。価格は549─1999ドルで、上位モデルは1月30日、下位モデルは2月に発売される。