「ドジャース―カブス」(11日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、2点を追う初回の打席で47号先頭弾を放った。右中間席へ時速190キロ、飛距離123メートルの低空弾。8月31日のダイヤモンドバックス戦以来、今季6本目、通算12本目の初回リードオフ・ホームランで21年の自己最多記録を更新するとともに盗塁数と合わせ、メジャー記録を更新する「47本塁打―47盗塁」を達成。メジャー通算本塁打数を218本とし、アジア選手最多通算記録に並んだ。
タイトル争いはナ・リーグ本塁打部門で2位オズナ(ブレーブス)に10差をつけて独走。打点を102に伸ばし、アダメス(ブルワーズ)に並んでトップに立った。
大谷は前日の試合でカブスの今永に3打席無安打に抑えられるなど、4打数無安打で3試合ぶりのノーヒット。五回と八回の打席ではいずれも飛距離110メートル超の大飛球を放ったが、フェンスを越えなかった。
大谷は自己最多タイの46号を放った8日の試合後に「チームが変わって今年は自分の数字がどうのこうのって気にする余裕があんまりないなっていう感じはするので。今も(チームは)しっかりと首位にはいますけど、各ゲームで勝っていって、早く地区優勝を決めたいなっていうところでしかない。また切り替えて明日も頑張りたいなと思ってます」と、個人記録よりもチームの勝利に集中していることを明かした。
この日を含めて残り17試合。年間ペースを52本塁打、52盗塁としており、「50-50」を射程圏内にとらえている。