4人死傷多重事故 54歳女を危険運転致死傷罪で一転起訴 遺族が不起訴処分に不服申し立て 検察審査会の「不起訴不当」議決受け再捜査

西馬淳子被告(54) 記事から引用
読売テレビ

 2021年7月、和歌山市で車を運転中に事故を起こし、22歳の女性を死亡させたなどとして逮捕され、その後不起訴処分となっていた女について、検察は危険運転致死傷の罪で起訴しました。

 危険運転致死傷の罪で起訴されたのは、美容室経営の西馬淳子被告(54)です。  2021年7月、和歌山市内で、西馬被告が運転する車が乗用車に追突したはずみで対向車線を走っていた原付バイクと衝突し、原付バイクを運転していた竹田汐里さん(当時22)が頭を強く打って死亡したほか3人が重軽傷を負いました。

■遺族が不起訴処分に不服申し立て 検察審査会の「不起訴不当」受け、検察が再捜査し一転起訴

 警察は、西馬被告が持病のてんかんの発作で意識障害に陥るおそれがある状態で車を運転したとみて逮捕しましたが、その後、検察が嫌疑不十分として不起訴処分としたため、遺族が不服として検察審査会へ申し立てを行っていました。  検察審査会は去年6月、「不起訴不当」と議決し、検察が再捜査を進めた結果、てんかんの発作によって意識障害の状態に陥り事故を引き起こしたとして、22日付で危険運転致死傷の罪で起訴したということです。

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