ロシア、トヨタ会長、楽天の三木谷浩史ら13人を入国禁止に 対ロ制裁への対抗措置

記念石碑の除幕を終え、拍手をするプーチン大統領(右)と奥田碩トヨタ会長(当時)=2005年6月、ロシア・サンクトペテルブルク
朝日新聞デジタル

 ロシア外務省は23日、ウクライナ侵攻に対する日本の対ロシア制裁への対抗措置として、トヨタ自動車の豊田章男会長ら13人を無期限で入国禁止にすると発表した。ロシアは2022年5月、岸田文雄首相らを入国禁止にしている。

 トヨタ自動車はプーチン大統領の故郷であるサンクトペテルブルクに工場を構え、起工式にはプーチン氏も参加したが、ウクライナ侵攻後に撤退していた。

 今回入国禁止措置を受けた13人には他に、楽天グループの三木谷浩史・会長兼社長や国際協力機構(JICA)の田中明彦理事長らが含まれる。

 日本政府は6月にロシア企業などへの追加制裁を発表しており、その対抗策とみられる。ただ、豊田会長らが対象となった具体的な理由は示されていない。

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