◇インターリーグ ドジャース9―6レッドソックス(2024年7月21日 ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、本拠でのレッドソックス戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席で4試合ぶりの今季30号を放ち、日本選手初の4年連続30本塁打を達成した。日米通算では249本塁打とし、節目の250本塁打にもあと1とした。3打数1安打1打点でレッドソックス3連戦のスイープに貢献した。
5回までに4本の本塁打が飛び出した一戦。本塁打リーグトップを走る大谷も負けているわけにはいかなかった。前を打つバーンズが今季初本塁打を放つと、大谷も続いた。カウント2―1から右腕クロフォードのカットボールを捉えると、打球は右翼席上段まで一直線。打球速度116.7マイル(約187.8キロ)、28度の角度で上がった打球は特大の473フィート(約144.1メートル)弾となった。豪快な一発に本拠ファンも大熱狂に包まれた。
大谷は20日のレッドソックス戦の第3打席で二塁打を放ち、日本選手メジャー歴代3位のメジャー通算800安打とした。その後は自身3度目の2打席連続敬遠で勝負を避けられたが、チームは延長11回にスミスがサヨナラ打。今季4度目のサヨナラ勝利で2連勝を飾った。
本塁打王を争うブレーブスのオズナが20日のカージナルス戦で27、28号と連発して大谷に1本差に接近。本塁打王争いが再び激化しているが、これで再び2本差につき放した。
試合は米スポーツ専門局「ESPN」が全米中継した注目の一戦。その一戦でフリーマン、T・ヘルナンデス、ラックス、バーンズ、大谷、ヘイワードに本塁打が飛び出し、今季チーム最多を更新する1試合6本塁打。本拠での豪快な花火大会で大谷が主役を務めた。