国内最大規模の大麻草の栽培工場が摘発されました。およそ2000本、5億円相当の大麻草を販売目的で栽培し所持していたとして、ベトナム国籍の男女6人が逮捕されました。
部屋を埋め尽くす鉢植えの植物。すべて大麻草です。
茨城県古河市にある450平方メートルの平屋建て倉庫が国内最大規模の大麻草の密売工場として使われていました。内部には栽培用の照明や送風機なども整備され、外から見えないようにするためか、周りは白い板で囲われていました。
警察は大麻取締法違反の疑いでディン・チュン・フォン容疑者(32)らベトナム国籍の男女6人を逮捕しました。6人は今年4月、この倉庫で大麻を販売目的で栽培し所持していた疑いがもたれています。
6人は大麻密売グループとみられていて、古河市の倉庫からは大麻草およそ1500本が見つかったほか、埼玉県加須市や千葉県野田市でも大麻を栽培していたということです。
警察は、大麻草あわせておよそ2000本、末端価格で5億円相当を押収したということで、密売グループの実態解明を進めるとともに、大麻草の流通経路を調べています。