北海道南部の知内町の海岸で7月4日、木造船が打ち上げられているのが見つかりました。 木造船が見つかったのは知内町小谷石の知内漁港(小谷石地区)付近です。 函館海保や警察などによりますと7月4日「木造船が到着した」と目撃者から通報がありました。
漂着したのは長さ5メートル、幅1.2メートルほどの木造船で、船名や国名など文字の表記はないということです。 船体には穴が開いているほか、コケが生えていて、長期間海を漂流していたものとみられています。
警察によりますと、北朝鮮の船の可能性があるものの、今のところ断定はできていないということです。 また、これまでのところ、海岸付近で遺体や不審人物の目撃情報はないということです。
連絡を受けた知内町役場では、職員を現地に派遣するとともに今後、船体を処分することも含め対応を検討しています。 北海道南部では2018年から2019年にかけて、八雲町、江差町やせたな町などで北朝鮮のものとみられる不審な木造船の漂着が相次ぎ、2018年11月に木造船が木古内町に漂着した際は、北朝鮮の船員とみられる2人の遺体が見つかっています。