農業用機械大手の「クボタ」は1日、グループ内の信販会社の委託先が不正アクセスを受け、約6万件の個人情報が流出したと発表しました。
クボタなどによりますと、グループ内の信販会社「クボタクレジット」が利用明細などの印刷・発送を委託している「イセトー」(京都市中京区)で、5月26日にサーバーやパソコンがランサムウェアに感染していることが判明。その際は、データの漏えいはないと報告を受けていたものの、その後、6月27日になって、漏えいしたデータに「クボタクレジット」の利用者の個人情報が含まれていたと、イセトーから報告を受けたということです。
漏えいしたデータは、2022年9月のクボタクレジットの利用明細や請求書の印刷用データで、個人や法人名義の6万1424件の氏名や住所、利用明細、引き落とし口座の情報の一部だということです。クボタ側のシステムとは繋がっておらず、印刷用データ以外の漏えいはないということです。
クボタ側はイセトーに対し、業務上提供する情報は作業後、速やかに削除するよう求めていて、2022年のデータが削除されていなかった理由は不明だとしています。
クボタは相談窓口を設置し、身に覚えがない郵便物などが届いた場合は警察に相談するよう呼びかけています。
■クボタクレジット お客様相談窓口
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