長野県箕輪町にあるごみ処理施設の職員たちがごみの中から出て来た現金を警察に届け出ず、飲食に使っていた問題で、上伊那広域連合は28日、職員1人を懲戒処分にしたと発表しました。
問題が発覚したのは箕輪町にある「クリーンセンター八乙女」で、2023年7月、搬入された粗大ごみの中から見つかった現金9万円を遺失物として届け出ず、そのうちの5万円余りを、職員10人程度で焼き肉店での暑気払いに使っていました。長年、見つかった現金をプールし、ジュースやアイスクリームの購入に充てていたということです。告発の手紙で発覚し、センターは後日、9万円を警察に届け出た他、再発防止策として適正に扱うマニュアルを作成しました。
運営する上伊那広域連合は28日、飲食には参加しなかったものの、使用を黙認してきたなどとして、47歳の係長を戒告の懲戒処分にしました。他の職員2人についても訓告や口頭注意で指導しました。