ゴルフ練習場で『バケツが爆発』殺人未遂の疑いで会社員の男を逮捕「あの程度では死なないと」容疑を一部否認「不特定多数ではなく経営者を狙った」大阪・松原市

事件現場(今月6日)
事件現場(今月6日)記事から引用
読売テレビ

 大阪府松原市のゴルフ練習場で、「バケツが爆発した」と通報があり、従業員がヤケドを負った事件で、警察は17日、殺人未遂の疑いで男を逮捕したと発表しました。

殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、大阪府羽曳野市に住む会社員の岡本勝年容疑者(65)で、不特定多数を殺害しようと企て、6月上旬、ゴルフ練習場の敷地内に何らかの仕組みにより爆発するガソリン入りのバケツを設置した疑いがもたれています。

 警察は防犯カメラにゴルフ練習場を行き来する不審な車両が映っていたことなどから、岡本容疑者による犯行と特定したということです。

 警察の調べに対し、岡本容疑者は「不特定多数を狙ったわけではなく、ゴルフセンター経営者を狙った」と容疑を一部否認し、「(20年以上前に)経営者に会社を潰された。正直なところ、あの程度では死ぬまででは至らないだろうと思っていた」と話しているということです。

■不審なバケツから“熱風” 社長を宛名に「よろしければお使いください」

 この事件は6月6日午後1時すぎ、大阪府松原市のゴルフ練習場「阿湯戸ゴルフセンター」で、男性従業員(41)が事務所の出入り口に置かれていた蓋付きのバケツを移動しようとした際、突然、中から熱風が噴き出て、腕に軽いヤケドを負ったものです。

 警察などによりますと、容量が130リットルのバケツ内にはガスのような臭いがする液体が入っていて、警察による鑑定の結果、中身は「ガソリン」だったことが判明していました。

 さらに側面には、液体が入ったペットボトルや四角い物体が黒いテープで貼り付けられていたほか、社長を宛名にして「よろしければお使いください」などと書かれた紙が貼られていました。

 バケツは6日の早朝から同じ場所に置かれていて、警察は何者かが社長を狙って置いた可能性があるとみて、防犯カメラの映像などを調べていました。

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