日本代表、前半3バック→後半4バックでシリアに5発快勝! 全勝&24得点無失点で最終予選へ

(C)Kenichi Arai
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日本代表は11日、2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選グループB最終節でシリア代表をエディオンピースウイング広島に迎え、5-0で勝利した。

6日に行われた前節のミャンマー代表戦を5-0で勝利し、19得点無失点でアジア2次予選5連勝中の日本。すでに首位突破は決定しており、今回のシリア戦は9月から行われる最終予選前の最後の試合となった。

そのシリア戦に向けて森保一監督は前日会見での明言通り、[3-4-2-1]の継続とスタメンの大幅入れ替えを敢行。GK大迫敬介に、最終ラインは右から冨安健洋、板倉滉、町田浩樹を並べた。ダブルボランチでは遠藤航と田中碧がコンビを組み、右ウイングバックに堂安律、左ウイングバックに中村敬斗、2シャドーは久保建英、南野拓実を配置。最前線には上田綺世が入った。

9月から行われる最終予選前の最後の試合となったゲーム。今節の結果次第で2次予選敗退の可能性もあるシリアの激しいプレスにも徐々に対応し、8分には中村のグラウンダーのクロスに久保が中央で合わせるも、枠を捉えきれない。

それでも13分、南野のパスを受けた中村が縦への仕掛けから再びボックス左外からクロスを供給。中央で上田が頭で合わせると、ボールはクロスバーを叩いてゴールに吸い込まれた。

先制に成功した日本はさらに19分、自陣で中村からパスを受けた久保が持ち上がり、最後はボックス右手前から堂安律がカットインシュート。対峙した相手DFの股を抜いたシュートはゴール右へと突き刺さった。

22分にも久保の仕掛けから相手のオウンゴールを誘発した日本は、その後もシリアを押し込み続け、3点リードで試合を折り返した。

日本は後半に入ると、中村を下げて伊藤洋輝を投入。また、システムも3バックから4バックに変更して後半に入った。すると、50分には右サイドバックに入った冨安のオーバーラップから堂安がシュート、53分には左サイドバックに入った伊藤がボックス左手前から右足でシュートを放つなど、両サイドバックが果敢に攻撃参加を見せる。

システム変更によって前半ほどの勢いはないものの、ボールを保持しながら攻撃を組み立てる日本は60分、久保がドリブルでボックス右に侵攻してクロスを送り、ファーサイドで南野が頭で合わせるが、ここはGKに阻まれた。

それでも72分、左サイドの相馬が鎌田とのワンツーでボックス左に侵攻すると、倒されてPKを獲得。これを自ら相馬が決めて、1年7カ月ぶりのゴールでリードを4点に広げた。

その後、日本は76分にGK大迫を下げてGK谷晃生を投入。85分には南野が追加点を奪って、5-0で試合を終わらせた。日本は2次予選を全勝で突破し、9月に行われる最終予選(3次予選)を迎える。

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