大谷翔平、8回のチャンスは防御率0点台の右腕から右飛 あわや3ランもわずかに届かず

ドジャース・大谷翔平投手(ロイター)
ドジャース・大谷翔平投手(ロイター)(ロイター通信)
スポーツ報知

◆米大リーグ パイレーツ―ドジャース(5日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク)

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 ドジャース・大谷翔平投手(29)が5日(日本時間6日)、敵地・パイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場。4点を追う8回2死一、二塁の第5打席は防御率0点台の5番手右腕・ホルダーマンと対戦。5球目に暴投で二、三塁と場面が変わり、フルカウントからの6球目、93・9マイル(約151キロ)のカットボールを振り抜いたが、右翼ポール際に高々と舞い上がった打球はもうひと伸び足りず、右飛に終わった。飛距離317フィート(約96・6メートル)だった。

 この日は23年のMLBドラフト全体1巡目でプロ入りしたポール・スキーンズ投手(22)と注目の初対決だった。初回の第1打席は3球連続で直球にバットが空を切り、空振り三振。初球は101・3マイル(約163キロ)、2球目は100・1マイル(約161キロ)、3球目は100・8マイル(約162キロ)だった。

 それでも、7点を3回2死一塁の第2打席では100・1マイル(約161キロ)直球をバックスクリーンまで運んだ。5試合ぶりの15号2ランで、日本人選手最多記録をさらに更新する27球場目(現在の各球団本拠地では25球場目)の一発。5回1死一塁の第3打席は右前打を放ち、マルチ安打としていた。

 7回1死の第4打席は3番手左腕・チャプマンから空振り三振に倒れた。10年には人類史上最速となる105・1マイル(約169・1キロ)を記録した剛腕の内角103マイル(約166キロ)直球に対応できなかった。直前には102・2マイル(約164・5キロ)直球で胸元をえぐられていた。

 大谷は4日(同5日)の同戦で4打数1安打。8回先頭ではチャプマンから中前打を放ち、2試合ぶりの安打を記録したものの、先発の剛腕新人・ジョーンズには初回に101マイル(約162・5キロ)直球で空振り三振に倒れるなど、3打席で2三振1併殺。ロバーツ監督も「少しボール球を追いかけているし、少しバランスを崩されている」と表情を曇らせていたが、この日は復調の気配を見せた。

報知新聞社

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