ダウ運輸株平均指数(.DJT), opens new tabは年初からこれまでに約5%低下した。S&P500種総合指数(.SPX), opens new tabが9%、ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabが1%、それぞれ上昇したのとは好対照だ。
両指数とナスダック総合指数(.IXIC), opens new tabが今年そろって過去最高値を更新したのを横目に、ダウ運輸株平均は2021年11月に付けた最高値を約12%も下回っている。
鉄道、航空、貨物輸送、トラック輸送など20銘柄で構成されるダウ運輸株平均の低迷ぶりは、景気の弱さを告げている、もしくは市場全体がこれ以上、大幅上昇するのを阻む要因になりかねない、と一部の投資家は言う。
ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)はダウ運輸株平均について「将来の経済活動のバロメーターだ」と指摘。「景気後退は差し迫っていないが、おそらくは景気減速が待っていることを示唆しているのかもしれない」と語った。