国内債券市場で、長期金利がおよそ13年ぶりに1.1%台まで上昇しました。
30日の債券市場で、長期金利の指標となる10年物国債の利回りが一時、1.100%まで上昇し、2011年7月以来、およそ13年ぶりの水準となりました。
日銀が近い将来に追加の利上げや国債の買い入れ減額など、さらなる金融政策の正常化に動くのではないかとの思惑などが長期金利の上昇を促しています。
こうした長期金利の上昇が海外投資家の警戒を強めたことなどから、午前の東京株式市場では日経平均株価が大幅に下落し、下げ幅は一時900円を超えました。
住宅ローンの固定金利は長期金利に連動するため、長期金利の上昇が続けば住宅ローンの固定金利も引き上げられる可能性があります。