立憲民主党幹部、パーティー中止 党首擁護も世論の批判やまず方針転換

自身の政治資金パーティーの中止を表明する立憲民主党の岡田幹事長=25日午後、青森市
自身の政治資金パーティーの中止を表明する立憲民主党の岡田幹事長=25日午後、青森市(KYODONEWS)
共同通信

 立憲民主党の岡田克也幹事長は25日、大阪市で27日に開催予定だった自身の政治資金パーティーを中止すると表明した。青森市で記者団に「政治改革議論の決着まで控えた方がいい。誤解を解く」と述べた。立民はパーティー開催禁止法案を国会提出しており、党対応との「言行不一致」が指摘されていた。岡田氏は24日、法案提出に伴う自粛の必要性はないとしていたものの、世論の批判がやまずに方針転換を余儀なくされた格好だ。

 大串博志選対委員長も25日、東京都内で6月17日に予定していたパーティーの中止を発表した。大串氏は、禁止法成立までは開催に問題はないとの考えを示していた。

 岡田氏は開催方針を一転させた理由について「政治改革に熱心ではないという印象を与えている」と説明。26日に静岡県知事選の投開票を控えている点にも言及した。

 岡田氏らのパーティー開催意向を巡っては、禁止法案との整合性を疑問視する声が党内外から上がった。立民の一部若手は24日、党執行部に対応を改めるよう求める提言書を出していた。

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