気象庁は来月からの3か月予報を発表しました。今年の夏の気温は、全国的に平年より高くなる見込みで、ラニーニャ現象が発生した場合はかなりの高温となるおそれがあるため、十分な熱中症対策が必要です。
気象庁が発表した来月から8月までの3か月予報によりますと、日本付近は暖かい空気に覆われやすく、気温は全国的に高温となる見込みです。
また、気象庁は、顕著な気象現象をもたらすラニーニャ現象がこの夏にかけて発生する確率は50%と予想していますが、21日の会見で、「夏後半の8月になるほどラニーニャ現象の発生確率が徐々に上がってくる」とし、もし、発生した場合は、気温を押し上げかなりの高温となるおそれもあるため、十分な熱中症対策が必要だと呼びかけました。
一方、来月以降、本州でも順次、梅雨入りを迎えますが、平年に比べて太平洋高気圧が日本の南で強いことから暖かく湿った空気が流れ込みやすいため、降水量は西日本と沖縄・奄美地方で平年並みか多い予想です。北日本と東日本では、ほぼ平年並みとなる見込みです。
ただ、東日本の太平洋側、西日本から沖縄・奄美地方を中心に梅雨前線の活動が活発となる時期がある見込みで、気象庁は最新の気象情報に注意してほしいと呼びかけています。