高市経済安全保障担当相は18日、札幌市内で講演し、サイバー空間での安全保障を強化するため、攻撃者を監視して先手を打ち被害を未然に防ぐ「能動的サイバー防御(アクティブ・サイバー・ディフェンス)」について、「もう待ったなしだ。法制度だけは一刻も早く仕上げないといけない」と述べた。
高市氏は、「一つのIPアドレス当たり、14秒に1回攻撃を受けている。2013年は8.3分に1回だった」と危機感を表明。
さらに、「相手のサーバーまでいかないと相手の攻撃を止めることができない。それを阻んでいるのが、電気通信事業法と不正アクセス禁止法だ」などと説明し、早期の法整備を訴えた。
また高市氏は、サイバー防御は閣内での担当は河野デジタル担当相とした上で、自らが担当する経済安全保障にも関連する課題だとの認識を示した。
元記事を読むフジテレビ,政治部