栃木県那須町で夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁などが、事件の指示役の28歳の男をあす(19日)、殺人の疑いで再逮捕する方針を固めたことが分かりました。
この事件は、先月16日、那須町で宝島龍太郎さん(55)と妻・幸子さん(56)の焼けた遺体が見つかったものです。
事件をめぐっては、▼宝島さん夫婦の娘の内縁の夫で事件の首謀者とみられる関根誠端容疑者(32)、▼不動産会社経営の前田亮容疑者(36)、▼職業不詳で事件の指示役の佐々木光容疑者(28)、いずれも実行役とみられる▼姜光紀容疑者(20)と▼若山耀人容疑者(20)がそれぞれ死体損壊の疑いで、▼埼玉県の建設業・平山綾拳容疑者(25)が殺人の疑いで逮捕されています。
このうち、佐々木容疑者が仲間と共謀のうえ宝島さん夫婦の殺害に関与した疑いが強まったとして、警視庁などがあす、殺人容疑で再逮捕する方針を固めたことが分かりました。
佐々木容疑者は、犯行後、沖縄県那覇市内のホテルを転々として逃亡していましたが、那覇空港で捜査員に身柄を確保され、死体損壊容疑で逮捕されていました。
警視庁は、宝島さん夫婦が品川区の空き家で、実行役2人から暴行を受けて殺害されたとみて調べています。