部下に成長の機会を与えない
相手を不快にさせる言動を指す「ハラスメント」。1989年の新語・流行語大賞に選ばれた「セクシャルハラスメント(セクハラ)」で日本に浸透し、現在では「カスタマーハラスメント(カスハラ)」や「就活終われハラスメント(オワハラ)」といったさまざまな言葉が生まれています。最近新たに登場したのは、「ホワイトハラスメント(ホワハラ)」。川口春菜さん主演のドラマ「9ボーダー」で注目されています。ホワハラとはどんな行為なのか、日本ハラスメント協会代表理事の村嵜要さんに聞きました。
ドラマ「9ボーダー」(TBS系)のワンシーン。川口さん演じる主人公・大庭七苗は、最年少でブランド戦略部の副部長に抜てきされた優秀な会社員。部下に「残業しなくていい」「私がやっておく」などと声を掛けると、その部下は「指導してくれない、ホワハラだ」と反発。七苗は上司から注意を受けてしまいます。
話しかけるとハラスメント、残業させるとハラスメント、注意するとハラスメント、ついに仕事をやったらハラスメントとテレビで放送される異常事態に(笑)
ホワイトハラスメントなんて意味が分からない言葉があると、部下の気持ちを考え限りなく気を使い、王様やお姫様のように扱わないといけなくなる。過剰反応して少しでも何かあると~ハラスメントだと言う人がいたらまともに仕事なんてできない。変な言葉に流されないまともな人が多くあってほしいと願うばかりだ。