成長率は昨年11月時点では1.2%と予想していた。最新の予測は日本と同水準で英国の0.5%を上回るが、米国の2.4%をかなり下回る。
欧州委はウクライナ戦争と中東紛争により不確実性と下振れリスクがここ数カ月でさらに高まったと警告した。
ユーロ圏の景気低迷はドイツの不振が主因。同国の2024年の成長率は0.1%、25年は1.0%と見込まれている。11月時点では24年が0.8%、25年は1.2%だった。
フランスは24年が0.7%、25年は1.3%。11月はそれぞれ1.2%と1.4%だった。
来年のユーロ圏の成長率は1.4%に加速する見込みだが、11月時点の1.6%、2月の1.5%を下回る。
消費者物価指数の上昇率は昨年の5.4%から今年は2.5%へ、来年は2.1%へ減速すると予想した。2月時点では今年のインフレ率を2.7%、11月時点では3.2%としていた。