キオクシア、過去最大2437億円の赤字 半導体メモリーの不況響く

データセンターやパソコンなどに使われるキオクシアの記憶装置「SSD」
データセンターやパソコンなどに使われるキオクシアの記憶装置「SSD」(朝日新聞)
朝日新聞デジタル

 半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)が15日発表した2024年3月期決算(国際会計基準)は、純損益が2437億円の赤字(前年は1381億円の赤字)だった。2年連続の純損失で、過去最大の赤字となった。半導体メモリーの深刻な不況が響いた。

売上高は前年比16%減の1兆766億円、営業損益は2527億円の赤字(前年は990億円の赤字)だった。

 22年後半から23年にかけて、コロナ下の特需の反動や中国経済の減速などによって、メモリーの主な用途であるスマートフォンやパソコン、データセンター市場が軒並み低迷。キオクシアHDは22年10月から生産調整を続けていた。

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