元メジャーリーガー・松坂大輔氏が男子プロゴルフツアー出場に向けた挑戦を追うゴルフリアリティ番組『松坂大輔ネクストステージ』の第5回が8月26日に放送された。ツアー挑戦を見届けてきた宮里聖志プロが見守る中、宮里優作プロとの18ホールストローク対決を通して、ABEMAツアーへの出場権を得るための最終試験が行われた。
松坂氏が“運命の日“を迎えた。最終試験は、宮里優作プロとの18ホールストローク対決でツアー出場ができる実力があるのかを見極めるラウンドとなる。ルールは18ホールストローク対決、男子ツアーと同じ競技規則で行われた。さらに、スコア以外にもフェアウェイキープ率・パーオン率なども審査項目に。宮里兄弟が松坂氏のプレーを見て、その実力を総合的に判断する。意気込みについて聞かれた松坂氏は「少しでも可能性を見出したい」、これに対し宮里聖志プロは「ポテンシャルは絶対ありますから」と背中を押した。
序盤、松坂はまずまずの立ち上がりだったが、最近出始めたというシャンクに気を取られたかスコアが乱れ、前半で10オーバーと振るわない結果となった。さらに、後半に入るとミスがミスを呼び荒れ模様に。右には林、左には池とプレッシャーがかかる中でのホールにショットが荒れた。ティーショットが上手く行かず、得意のパットもタッチが合わない。松坂氏は「最初からやり直したい…」と悔しさを滲ませた。ともにラウンドした宮里優作プロは「狭いホール来た時にイメージが出来ず、ミスショットに繋がっている。ミスをミスにしない、というのが大事になってくる」と分析した。
松坂氏は、パー72に対し19オーバーの「91」でホールアウト。一日を振り返り「所々でやらかしてしまうのがもったいない。ティーショットの精度、外れた時のリカバリーも上手くいかなかった」と話しがっくりと肩を落とした。“試験官“を務めた宮里優作プロは「相変わらずポテンシャルがすごい。どうにかしたいなというのが本当のところ」とコメント。「曲がり幅のコントロールが上手くいっていない。ゴルフはターゲットスポーツなので、そこの幅を減らしていくことが大事」と助言を送っていた。
この日の結果は、「不合格」。宮里聖志プロは「協議の結果、今回は残念ながら出場を見送るという結果になりました」と告げた。厳しいプロツアーを知り尽くす両者だからこそ、甘い判断では松坂氏のポテンシャルを活かしきれないとの判断で、宮里優作プロも「残念ではありますけど現段階では厳しい、今回は見送り」と厳しい表情だった。
松坂氏はこれに対し「当然です」言いつつもと悔しそうな表情を見せた。さらに「自分なりにプレッシャーかけてやってきたつもりですけどなかなか上手くいかなくて。上手くなりたい気持ちは持ち続けているので、挑戦できる機会が来てくれたらいいなと、その時に向けてまた練習頑張ります」と話した。
本企画への挑戦について「いい経験だった、この経験をいつか活かせるように頑張っていきます」と自身の挑戦を振り返り、続けて「今日の朝お二人からアドバイスをもらって良くなるきっかけになりそうだったので、その感じを忘れないように毎日球打ちたいですね」とゴルフに対しての情熱は消えていない様子だった。また、現状に対して「今の状態をどうにかしたい、プライベートのゴルフも楽しくないので」と自身の問題点について言及していた。
最後は今後のABEMAツアーに「できれば出場する方向で、(今後も)そこを目指していきたい」と笑顔。松坂氏の挑戦はまだまだ続いていく。
元記事を読む(ABEMA/SPORTSチャンネルより)