世界初ブタ腎臓移植の患者が死亡 順調回復も術後2か月で 「移植が原因で亡くなったとは見られない」

世界初ブタ腎臓移植の患者が死亡 順調回復も術後2か月で 「移植が原因で亡くなったとは見られない」|TBS NEWS DIG
TBSテレビ
TBS NEWS DIG Powered by JNN

アメリカで、世界で初めて遺伝子を改変したブタの腎臓の移植手術を受けた患者が亡くなりました。

AP通信などによりますと、11日に死亡したのは、3月にアメリカ東部のマサチューセッツ総合病院で遺伝子を改変したブタの腎臓を移殖する手術を受けたリチャード・スレイマンさん(62)です。

スレイマンさんは順調に回復し、自宅で療養していたということで、病院は家族に「移植が原因で亡くなったとは見られない」と発表しました。

アメリカでは先月、54歳の女性が同様の移植手術を受けています。

これまで、2人にブタの心臓を移植した例がありますが、いずれも数か月後に死亡しています。

アメリカでは臓器移植を待つ10万人を超える患者がいますが、毎年、数千人以上が移植を受けられず死亡していて、動物の臓器を人間に移植する「異種移植」が進められています。

元記事を読む