円が急反発、対ドルで一時154円台後半-円高受け日経先物も失速場面

円相場は急反発し、一時1ドル=154円台を付けた。日本銀行の植田和男総裁の定例会見中に円安が進んだが、会見後に急速に買い戻される場面があった。市場では日本の通貨当局による介入への警戒感が高まっている。

円は対ドルで一時前日比0.4%高の154円99銭まで上昇。急反発前は156円82銭と1990年5月以来の安値を更新していた。26日午後5時42分現在は156円50銭台まで再度円安方向となっている。

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクターは、「タイミング的にも植田総裁の会見が終わった後ということで値動き的には介入が入っているような動きに見えるが、分からない」と述べた。

SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は「介入ではないと思う。介入でこの程度だと厳しい」と話している。

一時的に円が急伸したことを受け、大阪取引所の日経平均先物は夜間取引で、一時3万7700円まで失速する場面があった。それまでは3万8000円台で推移していた。

日銀は同日開いた金融政策決定会合で、政策金利の無担保コール翌日物を現状の0-0.1%に維持することを決定した。前回会合でマイナス金利解除を決めたばかりで、市場の予想通りだった。低金利が維持されることで米国との金利差が開いたままとなり、ドル買い・円売りが続いている。

植田総裁は午後の会見で、経済・物価情勢の展望(展望リポート)における2024年度物価見通しの上方修正に円安の影響が若干は含まれているとしながらも、「今のところ大きな影響を与えているということではない」と説明。基調的な物価上昇率への影響が今後発生するリスクはゼロではないとし、「無視し得ない影響が発生するということであれば、金融政策上の考慮あるいは判断材料となる」と語った。

日銀総裁、円安が基調物価に無視し得ぬ影響なら判断材料に-政策維持

画像引用元:Bloomberg L.P.

記事引用元:Bloomberg L.P.

ネットの反応

Aさん
Aさん

一度それなりの規模で介入すればよいのに…。
悪い状況の時は早めに手打たないと、本当に日本終わりますよ。
一時的な効果で終わったとしても、今後の抑止力や日本の立場や姿勢を表す効果は出るのではないでしょうか。

Bさん
Bさん

今回は介入ではないようですが、日銀の植田総裁の会見かな。
今の為替は、すぐにドル高へ戻るから投資家にとって最高。
緊張感もクソもない。円高に振れるまで待つが良し!
急がず待て!

Cさん
Cさん

17時になって介入したのかな
すぐ戻るけど
金利を上げないどうにもならないでしょう

Dさん
Dさん

介入したらしただけ、ドル買いのボーナスステージです。皆さん、バスには乗り遅れないようにね。 後から、円安円安と泣かない為にも、資産として、ドルを持つことはリスクヘッジになりますよ!

コメント引用元:yahooニュース

日経225先物取引

日経225先物取引(にっけい225さきものとりひき、英: Nikkei 225 Futures)とは、日経平均株価を原資産とする株価指数先物取引であり、大阪取引所等に上場されている。TOPIX先物取引、日経225オプション取引と並んで、日本を代表する株価指数を原資産とするデリバティブ取引である。日経平均先物取引(にっけいへいきんさきものとりひき)、もしくは単に日経225先物、日経平均先物ともいう。

あらかじめ定められた期日(満期日)に特定の資産(原資産。ここでは日経平均株価。)を、あらかじめ決められた価格で売買する契約である。原資産が日経平均株価(株価指数)という実体のないものであるため、決済はすべて差金決済となる。

先物の「買い方」(=取引を買いで開始した人)は、満期日の原資産(厳密には「SQ値」、後述)が約定(やくじょう)価格を上回れば利益を得、下回れば損失となる。一方、先物の「売り方」(=取引を売りで開始した人)は、逆に、満期日の原資産が約定価格を下回れば利益を得、上回れば損失となる。また、満期日まで待たなくとも相場の変動に応じて反対売買(買い方の場合は転売、売り方の場合は買戻し)すれば、いつでも損益を確定することができる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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