1300億円でLIVへ? マキロイが移籍のウワサを完全否定「ぼくの未来はPGAツアーにある」

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先週の「マスターズ」を22位で終えたローリー・マキロイ(北アイルランド)。キャリアグランドスラムの達成はできなかったが、今週はPGAツアーのシグネチャー大会「RBCヘリテージ」(4月18日開幕)に参戦する。

会場のサウスカロライナ州ヒルトンヘッドのハーバータウン・ゴルフリンクスで、早速調整に入ったマキロイは、米ゴルフチャンネルのインタビューに登場。英国の新聞社が報じた『マキロイが契約金8億5000万ドル(約1300億円)でLIVゴルフに移籍する?』というウワサについて言及した。

「正直、どこからこういう話が出てくるのかまったくわからない」と笑い飛ばした。

「この2年間、(LIVゴルフは)ぼくには合っていないということを明確にしてきたはずだ。だからといって、(LIVゴルフに)行った人、プレーした人を批判するつもりはない。この2年間で気づいたことのひとつは、人は自分にとってベストだと思うことを自分で決めることができるということだ。ぼくにとっての未来は、ここPGAツアーにある」ときっぱりと語った。

LIVゴルフが開幕してからすでに3シーズン目を迎えるが、マキロイは常にLIVゴルフを批判してきた。しかし、昨年6月に統合の骨組みが発表されて以来、その態度は軟化。特に盟友のジョン・ラーム(スペイン)が昨年12月にLIVゴルフに電撃移籍をしてからは、両ツアーがなんらかの形で合意し、ゴルフ界が再びひとつに戻ることを支持している。

「みなが一緒に戦うほうがゴルフ界はずっと良い形になる。LIVには素晴らしいプレーヤーがたくさんいる。彼らが今週、このPGAツアーに出場してくれていたらもっと素晴らしかったのだけど、残念ながらここにいない」とLIVゴルフを戦う盟友たちに思いを馳せた。

「この2年間、多くの選手にLIVゴルフ行きのウワサがあった。ぼくがようやく分かったことは、オープンマインドを保つ必要があるということだ。PGAツアーでプレーしている選手の中には、LIVの選手と話したり、あるいはLIVゴルフからオファーを受けたりしている選手もいると思う。残念ながらこれが我々のゲームの現状。ぼくは残りのキャリアをPGAツアーでプレーする」と迷いがないことをきっぱりと語った。(文・武川玲子=米国在住)

引用元:ALBA Net GOLF

画像:LIV移籍のウワサについて一笑に付したマキロイ。「ぼくの未来はPGAツアーにある」 (撮影:GettyImages)